【6月21日開催】夜職サミット2022「JKビジネスの正体」~『よくぼうのかたち』出版記念イベント~
★今回のテーマ・・・「JKビジネス」とは何だったのか
2010年代に社会現象となった「JKビジネス」。
誰もがどこかで聞いたことのある言葉だと思いますが、「JKビジネスとは何か」という問いに明確に答えられる人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
女子高生が働いている風俗なのか、マッサージなのか、エステなのか、観光案内なのか、水商売なのか、アイドルなのか、それらのいずれでもないのか。
JKビジネスの最大の特徴は、「わかりにくさ」にあります。
東京・秋葉原などにおける店舗の摘発がメディアで大々的に報道され、国際的にも「性的搾取」「人身取引」として話題になった世界である一方、「JKビジネスと呼ばれる見学店やリフレ、お散歩とは、そもそも何をしているところなのか」「男性客は、何を求めて利用するのか」「女性たちは、何を求めて働くのか」といった問いに対して、明確な答えを出せる人はほとんどいません。
わかりにくい世界であるがゆえに、そこで救われる人たちがいる。一方で、そこで被害に遭ってしまう人や、人生を狂わされてしまう人がいる。こうした事実は、夜の世界全体に共通するものだと言えます。
2022年5月、15年にわたって「JKビジネス」の世界に関わり、この世界に多くの人を巻き込み、自らも巻き込まれた人物である、池袋派遣型リフレ『JKMAX』の店長・桑田氏が、初の著書『よくぼうのかたち』(清談社)を刊行しました。
「JKのJKによるJKの世界をつくった男の放浪記」と銘打たれた本書には、JKビジネスの客・店舗スタッフ・ライター・経営者として、この世界に翻弄されながらも生き抜いてきた桑田氏の生々しい体験談が描かれています。
「本当かよ?!」「なぜそんなことを」と突っ込みたくなるような内容、人によっては「こいつは許せない」「女子高生の敵だ」「社会的に抹殺すべき」と叫びたくなるような内容も記されています。
一方、本書では、桑田氏自身の体験談やJK遍歴を通して、JKビジネスを利用する男性客の心理、JKビジネスで働く若年女性の心理、JKビジネスを経営する店長の心理が、嫌になるほどリアルに描かれています。
いずれの心理も、一般社会では理解され難い男性特有&女性特有の欲望・信念・思い込み=「有害な男らしさ」と「有害な女らしさ」に満ちていますが、これらを理解せずに、JKビジネスの世界を語ること、そしてこの世界で起こっている様々な課題を理解・解決することはできません。
その意味で、本書は、これまでに刊行されたどの本よりも、「JKビジネスとは何だったのか」に対する答えが明確に描かれている本だと言えます。
今回のサミットでは、『よくぼうのかたち』出版記念イベントとして、著者の桑田氏をゲストにお招きして、「JKビジネスの正体」を明らかにしていきます。