新型コロナの影響によって、今後の生活やお金の問題、離婚やDVなどの家族の問題について、「はじめて弁護士に法律相談をすることになった」という方が増えています。

一方で、多くの人にとっては、「弁護士に相談する」ということのハードルは、まだまだ高いのではないでしょうか。「そもそも、これまでの人生で弁護士に会ったこともなければ、話したこともない」という人も多いはずです。

 

「短時間で高いお金を取られそう・・・」

 

「偉そうな人が出てきて、冷たく対応されそう・・・」

 

「厳しく説教されたらどうしよう・・・」

 

というイメージを持っておられる方も、おられるかもしれません。

しかし、弁護士の仕事は「困っているお客様=あなたの味方になること」です。困っている人を叱ったり、説教することが仕事ではありません。

あなたの置かれている立場や気持ちに寄り添いながら、法律という武器を使って困りごとを解決するお手伝いをすることが、弁護士の仕事です。

安心してご相談頂くために、「はじめての法律相談・よくある質問と回答」を作成しました。弁護士に相談する前に、ぜひご覧ください。

 

Q1:困っていることや不安なことはたくさんあるのだけれど、具体的に何を・どう相談したらいいか、分かりません・・・!

 

A:現在お困りになられていること、ご不安に思われていること、愚痴や不満をそのままお話しいただく形で大丈夫です。

相談者の方は法律の専門家ではないので、「何が問題なのか」「何を相談すればいいのか」については、分からなくても当然です。

それらを一つ一つ明らかにして、分かりやすくお伝えすることが、弁護士の仕事です。

お話を聞いて、弁護士が「法的に問題になる部分はどこか」「法律で解決できる部分はどこか」を明らかにした上で、問題点や解決策をお伝えいたします。

 

Q2:風テラスの場合、初回相談は無料とのことですが、正式に弁護士に依頼する場合、費用はいつ・どの時点からかかるのでしょうか?

 

A:「委任契約」を締結した時点からになります。

正式に依頼をされる場合、弁護士との間で「委任契約」を締結いたします。弁護士に支払う着手金などの費用が発生するのは、この時点からです。

契約書にサインをしないうちは、費用はかかりませんので、ご安心ください。もちろん、強引に高額な契約を結ばせようとするようなこともありません。

 

Q3:相談の際には、どんな書類や証拠を持っていけばいいのでしょうか?

 

A:全て持ってきてください。

現在のお困りごとに関係のありそうな書類(契約書、請求書、督促状、裁判所からの通知など)や証拠(LINEやメールのやり取りのスクリーンショット・録音・動画など)は、全てご持参ください。

それぞれの書類や証拠が必要かどうかの判断は、弁護士が行います。

これまでに起こった出来事や事実関係を時系列でまとめたメモがあると、相談がスムーズに進みます。

 

Q4:グレーゾーンのお店で働いているのですが、弁護士に相談したら、警察や役所、税務署に通報されてしまうのでしょうか?

 

A:秘密は厳守いたします。

弁護士には、法律で守秘義務が定められています。ご相談内容を無断で外部に漏らすようなことは決してありませんので、ご安心ください。

 

Q5:家族と同居しているのですが、相談したことが家族にバレたら・・・と思うと不安です。

 

A:ご家族にバレないための配慮をいたします。

風テラスの相談会をご利用された方に対して、事前連絡もなくこちらから郵便物をお送りするようなことは一切ありませんので、ご安心ください。

また弁護士に正式に依頼された後も、ご家族に弁護士に依頼していることを秘密にしたまま手続きを進めることができる場合もあります。そのようなご希望があれば、遠慮なくお伝えください。

 

Q6:お店とトラブルになっているのですが、法律相談をした後に、相手に「弁護士に依しました」と伝えても大丈夫でしょうか?

 

A:ダメです。

法律相談は、あくまでも「相談」だけになります。相談を受けただけでは、弁護士が相談者の「依頼を引き受けた」=本人の代理人として、問題解決のために動き始めた、ということにはなりません。

代理人になってもらうためには、弁護士との間で「委任契約」を交わして、正式にご依頼いただく必要があります。

無料法律相談の後に「弁護士に依頼したぞ!どうだ!!」と、弁護士の名前を出して相手に伝えたくなるお気持ちは非常に分かりますが、問題をこじらせるだけであり、弁護士に対しても迷惑がかかってしまうので、やめましょう。

 

Q7:弁護士に相談して、回答に納得がいかなかった場合、他の弁護士に相談しても大丈夫でしょうか?

 

A:もちろん大丈夫です。

弁護士にも分野によって得意・不得意があるので、特定の分野を専門としている弁護士の方が、適切な回答をしてくれる可能性は高いです。

ただし、どの弁護士に相談しても、同じ回答になる問題もあります。

また、「自分の聞きたい回答」を出してくれる弁護士を探して、いくつもの法律事務所や無料相談窓口を回っている人もいますが、多くの場合時間の無駄になりますので、やめたほうがよいです。

 

Q8:面談後、弁護士に依頼する方向で話を進めているのですが、弁護士からメールがなかなか返ってきません・・・!事務所に電話しても、なかなかつながらないので、困っています。

 

A:しばらく様子を見てください。

他の事件や裁判、書面の準備等で時間がかかっている場合があるので、ひとまず1~2週間は様子を見てください。

弁護士となかなか連絡がつかないとご不安になるかと思いますが、弁護士も人間なので、準備中にしつこく催促されると気分を害します。

一方で、何の連絡もなく1か月以上放置されている場合や、弁護士からきちんとした説明がないまま高額な費用を請求されていると感じた場合は、遠慮なく事務所に連絡してください。