2023年4月より、9価HPVワクチンが無料接種の対象に
風俗のお仕事をしていると気になるのが、性感染症や子宮にまつわる病気。
2023年4月より、子宮頸がんの原因を80~90%防げる「9価HPVワクチン」が無料接種の対象になります。
子宮頸がんとワクチンについて、今知っておきたい情報をまとめました。
<子宮頸がんってなに?>
HPVウイルスの感染が原因となって発生するがんです。主に性行為で感染します。
HPVウイルスは100種類以上あり、女性だけではなく、男性にも感染します。子宮頸がん以外にも、中咽頭がん、陰茎がん、肛門がん、また尖圭コンジローマというイボの原因にもなります。
実は多くの人が一生に一度は感染する、とても身近なウイルスです!
ほとんどの方が自己免疫でウイルスをやっつけることができますが、持続的に感染すると、子宮頸がんや尖圭コンジローマを引き起こします。
<予防策>
①子宮頸がん検診を受ける
➡20歳を超えると2年に1回無料で子宮頸がん検診を受けることができます。
お住まいの自治体のHPを確認しよう!
②HPVワクチンを接種する
➡子宮頸がんは、ワクチンで予防できます!
日本で接種できるHPVワクチンは、2価、4価、9価があります。違いは、予防できるウイルスの種類の数です!
HPVワクチン2価:約50~70%の子宮頸がんを予防できる。
HPVワクチン4価:約50~70%の子宮頸がん+尖圭コンジローマを予防できる。
HPVワクチン9価:約90%の子宮頸がん+尖圭コンジローマを予防できる。
いろいろあったHPVワクチンの歴史、、、公費でワクチン接種を受けるタイミングを逃してしまった方もいるのではないでしょうか。
しかし研究の結果、ワクチンの安全性は問題なかったことがわかっており、世界中で多くの国で実施されています。
現在、日本では小学校6年生から高校1年生の女性が定期接種の対象者となっています。
「公費でHPVワクチンを受けたかったのに、私が学生のころはストップしていた、、」
そんな方に嬉しいお知らせです☆
現在、キャッチアップ接種が実施されています!
対象者:1997年度~2005年度生まれの女性
接種可能期間:2022年4月から3年間
さらに、今までは2価と4価のみ公費助成の対象でしたが、2023年4月から9価も対象になります。
具体的な接種方法は、住民票のある市町村からお知らせが届きますので、そちらをご覧ください。
⇒「住んでいる市区町村名 + HPVワクチン + キャッチアップ接種」で検索
※対象者に当てはまらない方は、自費になりますが、9歳以上であれば性別・年齢問わずどなたでもワクチン接種を受けることができます。(自費の場合、3回接種で10万円前後)
*参考リンク:NHK 9価HPVワクチンが定期接種へ 詳しく知りたい!